理事長所信

スローガン

「限界突破 ~明日に向かってJump!~」

基本方針

◎人財開発こそが地域開発

◎地域を知ることで広がる郷土愛

 

◎パートナーシップから生まれる限界突破

第53代理事長 白倉 繁


【新しい道を切り開く】

『僕の前に道はない 僕の後ろに道はできる。』高村光太郎『道程』

 私はこの詩を「自分が新しい何かを切り開いていこうという気概」だという解釈をしています。青年会議所は地域の未来に対して、新しい道を切り開いていく気概を持つ人が集まる団体ではないでしょうか。

 私たち韮崎北杜青年会議所はここ数年大きな軌跡を作ってきました。会員拡大の成功から名称の変更、関東地区大会の主管、また様々な例会を通して個人や組織、地域に対して必要な組織として前進をしてきました。しかしながら、経験の多いメンバーの卒業も続き、ここ数年積み上げてきた経験を未来につなぐことが難しくなってきています。

私達が生きるこの時代、環境も大きく変わり、いままでのようなことをやっているだけでは何も好転しません。私達が所属する青年会議所は、時代の先を走ることも、地域の変革を促すことも、全国に仲間を作ることもできる可能性の塊であり、なんだってできる団体です。

この魅力のある組織がより成長し、よりメンバーがレベルアップをすることが私たちの地域をもっと良くしていける。その当たり前をすることのために、皆が成長し、行動し、前に進んでいく必要があるでしょう。

1年後、すべてのメンバーが限界の先を感じられる。その繰り返しがJAYCEEとして持続可能で多様性あふれる組織と地域と仲間たちを作っていけると信じています。

 

【人財開発こそが地域開発】

①地域の若者に成長の機会を

より良い地域を作っていく組織である為には多くの人財、また多様性にあふれる人財が必要不可欠です。ここ数年諸先輩方の努力により会員拡大は増加傾向で成功してきました。しかしながら、青年会議所は40歳までの組織であり、2023年にも多くのメンバーが卒業します。会員拡大は韮崎北杜青年会議所にとって重要な課題です。明るい豊かな社会を目指す為には、会員数の増加は必要不可欠であります。また、それは地域の若者に対し、青年会議所での入会の機会を提供することにもつながります。地域の若者に成長する機会を提供することは私たちの使命ではないでしょうか。

また新規入会者は貴重な人財です。新規入会者へのフォローをしっかり行い、それが新たな組織拡充にもつながっていきます。

 

②青年会議所をもっとポジティブに 

日本青年会議所は70年以上の伝統を誇り、地域社会や個人の成長のノウハウをその歴史の中で培ってきました。日本青年会議所のJCIセミナープログラムはそのノウハウの結晶であり、我々会員はそのプログラムを受講できる権利があるのも青年会議所のメリットといえます。

韮崎北杜青年会議所はここ数年で急拡大を行ってきた経緯もあり、まだまだ青年会議所の仕組みや成長の機会を充分に与えられていないのが現状です。

本年は入会が短いメンバーおよび新入会員の研修や日本JCIセミナープログラムの研修を取り入れる研修事業を行っていきます。

個人の成長は、組織の成長であり、地域社会の成長に繋がります。本年は様々な「成長」の機会を提供し、メンバーの限界を突破できる青年会議所の活動を会員の方々に提供します。

 

【地域を知ることで広がる郷土愛】

2022年第70回関東地区大会を主管した私たちは韮崎市において、記念事業として韮崎市にゆかりのある七夕の事業を行い、多くの方々の協力もあり、市民の方に沢山参加していただける事業を実施できました。

 韮崎市には多くの偉人がいます。先人を知り、地域の魅力を知ることで郷土愛が醸成することができます。昨年に続き、コンパクトシティ韮崎の駅前の活性化を行います。そのために地域の団体などと連携を結び、地域に残せる事業として、持続可能な地域への道筋を創っていきます。

 この事業を単年度事業ではなく、今年度も実施し、地域の「伝統」としていく事で市民の方の郷土愛を育み、持続可能な地域になる為の一助になると信じています。

 

【パートナーシップから生まれる限界突破】

③情報の拡散が多くのパートナーを作る

 広報をすることは運動を知ってもらう機会であり、知ってもらうことで参画意識を高めることができます。我々の団体は決して広報活動が得意な団体ではありません。どれだけ素晴らしい運動をしていても、知ってもらえなければ参加者も増えず、運動の力は弱くなってしまいます。広報を高めていくことが、運動を高めていくことにつながります。

 また、SNSはただ単発的に行うだけでは、意味がありません。常に更新し続けることで、多くのファンを捕まえることができます。また、誰かがやるだけでは情報は広がりません。メンバーでSNSを利用し、情報を拡散することで運動が広がります。

 また、広報は外に発信するだけではありません。会員内への情報伝達はメンバーにも多くの成長を促す必須項目です。特に日本JC、地区事業、ブロック事業、3LOM事業などLOMではできない運動を学べる大きな機会です。各種大会の価値をしっかりとメンバーに伝え、成長の機会を提供します。

 

【明日へ向かってJump!】

 青年会議所は必死にやればやるほど、個の限界を突破することができます。

こんな学び舎はほかにはない団体です。 しかし、必死にやることで仕事や家庭など大事な部分をおざなりにしてしまうのは本末転倒です。だからこそ、自分の限界を広げていくとともに、高い視野から物事を視ていき、自分の夢に周りを巻き込んでいきましょう。自身の成長を続けることは、夢に向かって歩む一歩となります。そして、自分たちの価値観や夢を各々が認め合い、お互いが磨き合うことで夢という現実が見えてきます。

 

メンバーの限界も、組織の限界も、そして私たちの愛する地域の限界も突破して、持続可能な社会を作っていきましょう。