理事長所信

スローガン

基本方針

○個々の能力を高め行動できる人材になる。

○地域を学び、知識を高め、自信と誇りを持つ。 

○我々の運動をより伝播するための礎を築く。

第49代理事長 藤森 誠


【はじめに】

 私が住む峡北地域は、山々に囲まれ、水も綺麗で、神社や寺があり、伝統が多く存在します。私の生まれた北杜市白州町も、そんな自然や伝統が溢れている地域です。四季折々の風景の中で自然と戯れ、川へ行っては魚釣りをしたり、山を探検しては昆虫を捕まえたりしてとても充実した生活を過ごしていました。

 昔は祭りや地域に密着したイベントがあり、人々が活気に満ち溢れ、小学校の遠足では、地域にある社寺仏閣、景観を知ることができました。高校生活は、韮崎市内の高校に進学し、部活動の練習の一環として韮崎市内を走り、商店街が賑やかで、こんなにも人が多いのかと記憶しています。

 首都圏の大学から家業を継ぐために北杜市に戻った私は、仕事に明け暮れる日々を過ごしていました。小中高時代の友人たちが、就職や進学により首都圏に流出し、それにより地域に活気がなくなっている現状に、「時代の流れだから仕方がない」と思っていただけでした。しかしそんな時、仕事上で付き合いのある先輩から青年会議所を紹介され、地域の同世代との交流、また自身に「地域のために何ができるのか」と問い、2017年6月に韮崎青年会議所に入会しました。

 会員同士の学びや諸先輩方の思いを聞いたなかでも、多くの気付きがありました。そして、委員長を務めるなかで、様々な団体の人と気付きを得たことで、地域を活気付かせる気持ちが高まり、理事長になる決意を固めました。

 理事長として考えは、「会員への学び」で知り、「会員拡大の学び」から利を生み、「自然の学び」を行い、「未来のために」活気ある地域へ還元する仕組みを作りたいということです。

 

 

【会員への学び】

 我々が地域を良くしていくためには、様々な角度からの見聞が必要になります。自分達の住まう地域の中だけで活動していてはなかなか手に入れることのできない情報や知識があります。我々が所属している青年会議所は、世界組織であり日本中に695の青年会議所がそれぞれの地域の発展のために運動を展開しています。また、世界・日本・地区・県という規模での活動も行っています。個々の見識を深めるために日本中の同志との交流や、日本青年会議所や関東地区協議会の事業に参加し、スケールメリットを感じることが必要不可欠だと感じます。本年は渉外事業の支援を行い、会員の資質や意識の向上を目指します。

 

【会員拡大の学び】

 韮崎青年会議所の会員の年齢層は高く、平均年齢が36歳以上となっております。4年後には一気に会員が少なくなり、残る会員は6名という現実に直面しています。青年会議所の理念である「明るい豊かな社会の実現」が出来ないことは明白であります。今年は、会員拡大を行うにあたり、若い会員や女性会員の拡大に重きを置きたいと考えます。この峡北地域にはまだ私たちが出会っていない魅力ある人材がいるのではないでしょうか。私たちもただ会員が増加するという目的だけではなく、将来に繋がる会員の増加を目指し会員の拡大に対する意識向上を図り、多様性に満ちた組織づくりが必要なのです。

 

【自然の学び】

 峡北地域の子どもたちは豊かな自然環境に恵まれつつも、私の幼少期に比べネット環境やデバイスの普及により自然の中で生き生きと過ごせるような時間が少なくなっております。ゲームといったバーチャルの世界が当たり前の状況になり、スマホで動画ばかり見ることが地域の活性化に対して大きな障害となっています。目の前にある自然の大切さに気付く事ができない環境におかれている子供たちに、この地域の魅力である自然の楽しさを体験してもらい、自然と向き合うことの大切さを学んで、地域活性化の次世代を担う人材に育てることが我々の重要な使命であると考えます。

 

【未来のために】

 我々の活動エリアが韮崎市のみから旧北巨摩エリアへと拡大し、広域での運動を行うことで、多くを学び、多くを感じてきました。今後、さらに地域の方々に必要とされ、愛される団体となっていくためには認知されやすい名称へと変更する必要があります。このことから本年は、日本青年会議所へ名称変更の手続きを進めてまいります。

2020年に50周年を迎えるにあたり、諸先輩方が築き上げてきた歴史を振り返える必要もあります。今一度初心に立ち返り、どんな思いでどんな運動をしてきたのか、韮崎青年会議所の功績を再確認すると共に、未来に向けてすべての関係者と結束するための準備を行っていきます。

 

【結びに】

 「学知利行(がくちりこう)」〜活気ある地域へ〜 この言葉が、今年のスローガンになります。

「人が踏み行うべき人倫を後天的に学んで理解し、その正しさを知り、認め、初めて実践する」という意味であります。「学知」は、生まれながらではなく、学ぶことによって知る。「利行」は、役に立つことを認めて実行する。我々、韮崎会議所の会員全員が1年を通して、この地域をより良くしようと思う人々と学び、新たな気付きを得て、行動することで明るい豊かな社会の実現が出来ると確信し、活気ある地域づくりへ一丸となって突き進んでいきます。